動剛性向上による低振動化

上図のようなコンテナの壁面振動を低減するためには、壁面にリブ形状の補強を追加するのが有効ですが、コンテナ自身の質量増加を招く上、リブの高さの分、格納できる荷物が減ってしまいます。

そこで、質量増加を最小限に抑えつつ極力内部容積に影響しない低振動化が求められます。このような場合、コンテナが固定される数か所の部位の動剛性を向上させることで壁面振動のゲインを低下させる手法が有効となります。

動剛性というのは、振動モードが関与して決まる剛性で、静剛性のように補強を追加すれば動剛性も向上しますが、それにとどまらず、固有モード形態を変えてやることでも動剛性を向上させることができるため、質量増を最小限に抑えた低振動化に貢献します。

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